保育業界に特化した調査・研究を行う機関「保育士バンク!総研」を運営する株式会社ネクストビート(本社:東京都渋谷区、代表取締役:三原誠司)は、保育学生(保育士バンク!登録者・SNS閲覧者)を対象に、「就職活動」に関するアンケート調査を実施いたしました。この度、調査結果をまとめましたので概要をお知らせします。【調査サマリー】1. 保育学生の実習・就活について└ 2022年11月末時点において、実習がすべて終了しているのは全体の65%だった。また、「内定取得済」が53.8%、「まだ活動していない」という回答が22.5%となった。就活をいつから始めるかという問いに関しては、「最終学年」との回答が70.1%、「最終学年になる前年」との回答が25%となった。2.保育学生の一般企業(保育士以外)への就職検討について└ 約20%の学生が一般企業への就職を検討していることが明らかとなった(うち2.5%の学生は、一般企業(保育士以外)への就職を希望している)。希望する理由は「一般企業のほうが給与や福利厚生などの労働条件が良いから」という回答が首位。次いで「保育士の仕事は大変そうだから」という結果になった。3.保育学生の就活の特徴について└ 就職先への応募予定数は2~4園が最多。また、就活で使用するツールは「就活サイト」が72.5%と最も多く、次いで「就活イベント・フェア」が32.5%となった。4.保育学生が就職先を決める際に重視する点└ 「給与」との回答が最も多く85%。次いで「勤務日数・勤務時間・休暇」67.5%となった。2022年11月末時点において、実習がすべて終了しているのは全体の65%だった。また、「内定取得済」が53.8%、「まだ活動していない」という回答が22.5%となった。就活のスタート時期については、「最終学年」との回答が70.1%となり、「最終学年になる前年」と回答した学生は25%に留まった。 保育士としての就業を希望している保育学生が59.5%となる一方で、21.5%が他職種への就職を検討していることが明らかとなった。内訳として、保育士か一般企業で迷っている学生が10.1%、一般企業への就職も検討している学生が8.9%、一般企業(保育士以外)への就職を希望している学生が2.5%となった。 上記で、「一般企業への就職をメインで考えている」・「保育士としての就業がメインだが、一般企業への就職も検討している」・「保育士か、一般企業かで迷っている」を選択した方に理由を聞いたところ、「一般企業のほうが給与や福利厚生などの労働条件が良いから」という回答が首位。次いで「保育士の仕事は大変そうだから」という結果になった。就職先への応募は「2~4園」が48.1%と約半数となり、次いで「1園」が34.2%、「5~9園」が5.1%、「実習先に就職予定」との回答は2.5%となった。就活で活用しているツールは「就活サイト」が72.5%、次いで、「就活イベント・フェア」が32.5%、「履歴書・エントリーシート・面接対策等の情報サイト」が18.8%となった。 就職先を決める際に重視する点としては、「給与」という回答が最も多く85%、次いで「勤務日数・勤務時間・休暇」が67.5%となった。今回の調査では、保育学生の就活で「保育士としての就業を希望する」という回答が約6割となる一方で、約2割は「一般企業(保育士以外の職種)への就職を検討」しているということが明らかとなりました。保育士のなり手自体が減っているとされている昨今、深刻化する保育士不足を解消するための施策がより求められる結果となりました。保育士バンク!総研では、今後も最新テーマの研究や調査を実施し、保育に携わるすべての方にとって有益な情報の発信に努めてまいります。※本調査を引用いただく際は、出所として「保育士バンク!総研」と明記してください。 【調査概要】記事をPDFでダウンロードする >